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新しい風を送る、インテリア


4月になりました!イギリスは夏時間になり、どんどん日が延びていきます。

近所の公園でも桜の花を見つけました!やっぱり桜をみると嬉しくなりますね~。日本人だなぁと感じます。





さて、お問い合わせを頂いていたお仕事がスタートしてきました。



一つは東京から。もう一つはロンドンから。


東京の現場のお客様からは、イギリスの雰囲気を取り入れたい、ということでお問い合わせを頂きました。

オンラインミーティングの最初から「実は以前イギリスに住んでいたんです」と始まり、その話で盛り上がり、危うくそれだけで話が終わりそうになりました。笑



好きなスタイルや雰囲気の話をしている時に、度々「イギリスのこんな感じ」という例えが出て、それがお互いに一番わかりやすかったりします。


物件のロケーションも東京の中心地で、かつて私が働いていた場所の近くです。

私にとっても当時が思い出されて懐かしく、またそのエリアの空気感がリアルにわかります。


この「空気感がリアルにわかる」というのは、実は大切なことだなぁ、と気づきました。




お客様が「自分の好き」を明確に気づいていらっしゃることは稀です。一見インテリアとは直接関係なさそうなところに、好きを知るヒント」は隠れているように思うのです。


思い出の旅先だったり、イギリス生活で楽しかったことだったり、好きな美術館や画家など。。

思い出すだけで思わず笑顔になるようなところに。


そこを何気ない雑談の中から感じ取る。


インテリア創りの最初の大切なプロセスです。

それがインスピレーションになり、インテリア創りの軸になる。


その時に、お客様の話している場所を自分も体験したことがあると、それとも結びついて、より具体的にイメージが湧きます。



イギリスのこういうところが好き。

だからと言って、イギリスのものを輸入してイギリスのようなインテリアを作るというのは違う気がしていて、そこを日本の暮らしや家に馴染せつつ、その方のテイストを加える、そんなブレンド具合が大切です。難しいですが。。



届けたいのは、モノではなく、空気感、なのかもしれません。

どことなくふわっと漂うもの。そよ風の最後に感じる春の香り、のような?

インテリアを創る、というのは、新しい風を送る、ようなことなのかもしれません。

何だか、空気清浄機のキャッチコピーみたいです。笑




もう一つのプロジェクトは、場所はロンドンですが、こちらは日本の雰囲気を取り入れたい、というもの。お客様は何度も日本を訪れたことのある親日派の外国人の方です。



私がロンドンでするプロジェクトは、こういうものが多いですね。

私の馴染みある「日本」を新しい角度で見直しています。

もっと日本を知りたいなぁ。。



今はコロナで、外国はもちろん国内でも身動きがとりづらい状況ですが、落ち着いたらもっと多くの場所を自らの足で訪ねて、見て、聞いて、もっと感じてこよう!と思います。



コロナだけではなく、子育てという「新生活様式」の中でのプロジェクト。

チャレンジでもありますが、いろんな方とのコラボやオンラインも活用して「新しい働き方」を楽しもうと思います。


そして今はワクワクしながら、どのような風を送ろうかなぁ、と考えています。




#イギリス生活#ロンドン生活#イギリスインテリア#インテリアデザイン#インテリアで新しい風を送る。



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こんにちは!齊藤洋子です。

ロンドン在住のインテリアデザイナーです。

仕事、旅の思い出、海外生活の様子を綴っています。

趣味:

街歩き、お屋敷巡り、歴史探索、インテリア、アート、アンティーク、工芸品を見ること。 

座右の銘:

一期一会、温故知新、七転び八起き

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