パリの思い出2:インテリア展示会メゾン・エ・オブジェ後半
こんにちは。
私なりの展示会での過ごし方を綴った前半に続きまして、いよいよ展示会やショールームで見たものをご紹介したいと思います。(前半のお話は、こちら)
ご覧下さった皆さま、大変長らくお待たせいたしました!(結婚式の新郎新婦入場です〜♪のようですね。笑)
今回気になった写真達を集めてみました。(各写真にカーソルを合わせると拡大します)
少しですが、雰囲気伝わるでしょうか??
いろいろなスタイルの、いろいろなアイテムやコーディネートがありますね。
このメゾンエオブジェという展示会は、家具やファブリックというアイテム展示だけではなく、ライフスタイル提案や空間としての展示も多いので、コーディネートの参考にもなります。
色合いとしては、ピンク、イエロー、グリーン、ブルーという感じの、熟したトーンが多かった気がします。
カジュアルでもなく、甘くなり過ぎず、上品な雰囲気で使いやすそうですね。大好きな色合いです。
去年もアール・デコのカラーパレットのようなリッチカラーを多く見た気がします。その時はまもなくアール・デコも100年を迎えてビンテージからアンティークの仲間入りなのだと思ったのを覚えています。
丸みを帯びたスカルプチャーのような形も目に止まりました。緩やかなカーブは見ているだけで落ち着きますね。幾何学模様の組み合わせもあって、空間に動きが出て面白いと思いました。
ミックスのごちゃごちゃ感のあるコーディネートもありましたね。まるでポストモダンのような。。イギリスのEU離脱による混乱を暗示しているのでしょうか。。
マナトレーディングという、日本で輸入ファブリック等を販売している会社の日本人向け説明会にも参加させて頂いたのですが、その時にもイギリスのファブリックブランドの新作でイギリスらしさを演出したファブリック柄をいくつか見かけました。Kew GardensやBarbicanがインスピレーションの元になっているものもあり、馴染みの名前を聞けてとても親しみを感じました。
70年代ファッションからインスピレーションを得ている、というデザインもありました。
イギリスのEU離脱という歴史的な出来事を前に、イギリスらしさを取り戻すという動きがデザインにも影響しているのかな、と個人的に感じました。
どのようになっていくのかわからない部分も多いのですが、ぜひこれからもEU諸国と良い関係を築いて欲しいと願うばかりです。
さて、メゾンエオブジェでは、世界に羽ばたく日本の美にも出会えます。
こちらは、うちの実家でも使わせて頂いている、京都の和紙来歩さん。
日本の美しい和紙を世界に広めるべく、出店されていらっしゃいました。
金銀を使用した和紙は華やかでとても素敵です。壁面のアクセントや、家具の表面材にも良さそうですね。
ほんの少しでしたが、、、インスピレーション溢れる会場の雰囲気を感じて頂けましたら嬉しいです。
さて、街中で開かれるインテリアイベントは、デコオフというイベントです。
サイトはこちら:(英語、フランス語)
ショールームが集まるエリアで新作の発表会やレセプションパーティーなどが行われ、各ブランドのファブリックで彩られたランタンが目印です。
特別な(巨大な)イスのディスプレイも。ファブリックは雨に濡れても大丈夫かしら?
実はロンドンにもこういったショールームが集まるエリアはあるので、ロンドンで見られるブランドも多いのですが、パリではロンドンで見られないブランドや、フレンチブランドのショールームディスプレイをチェックしています。
また日本からいらっしゃったデザイナーの方々にもお目にかかれたりして、それもとても嬉しいことです♪
今回も素敵なアイテムに、サプライヤーに、デザイナーの方々にたくさん出会えて、とても実り多いパリでの時間でした。この出会いを大切にして、これからに繋げていけるように頑張りたいと思います!
次号ではインテリアから少し離れた、”パリの休日”の様子です。
(アンダーラインにカーソルを合わせるとジャンプします)
どうぞお楽しみに♪